特定技能外国人 前年比7倍

「特定技能」の在留資格で就労する外国人が前年2月末と比べて今年2月末時点で約7倍の2万人超に急増した。
新型コロナウイルス感染症による渡航制限で帰国できなくなった技能実習生からの特定技能への移行が約85%を占める。

 特定技能1号の在留資格は各分野(14分野)での技能評価試験の合格と一定以上の日本語能力が求められるが技能実習生2号を修了した技能実習生はこの条件が免除される。
雇用する企業側も新型コロナウイルス感染症による渡航制限を受けて新規の技能実習生を円滑に受け入れることが難しくなったことから「特定技能」制度の活用に目が向いたのモノと考えられる。

 分野別では飲食料品製造業が7448人、農業が3122人。出身国別ではベトナムが約60%となっている。